なぜなら:そちらのほうが人生にとって良さそうだから。
今年の4月ははっきり言って地獄だった。
仕事が。
ありふれた話で、特に語ることはありませんが・・・。
とにかく自分の、内なる三歳児の限界はとっくに振り切れていたので、今日は徹底的にサボる必要があった。
スーパー銭湯だ。ほとんどの人類にとって福音になりうる泉のことだ。
おれは開店と同時になだれ込む予定をしていたが、春の風に誘われて、おじさんたちも20人くらいいた。常軌を逸していると思う。
まあ、いいや。ここ広いし。そうして21人目のおじさんは、堂々と入店したのだった。
サウナで俺は、久しぶりに内なる三歳児と対話する時間を得た。
そこで契約を交わしたのだ。
自宅の風呂でスマホを二度と触らないこと。
昔から考えることが好き。ほとんど唯一の、自分の好きな部分がこれだった。
そして風呂は、最も具体的な思考が降ってくる場所だった。
たぶん、血行とか、リラックス効果とか、そういったものが関わっている。これもありふれた話だね。
阻害されている。
この恐ろしいガラス板に、俺の得意分野が阻害されている!
反論するおれは叫ぶ。
おれはスマホが大好きだ!このクソ疲れた20時に、入浴時のスマホを剥奪されたら困る。
これこそが最大のリラックスだ。
しかもお前のアイデアときたら最悪だ。行動力が必要なのに質が悪い。
スマホ見といたほうがいいよ。
でも俺は、自分に制約を課すことにした。
そちらのほうが人生にとって良さそうだから。
人生とはなにか?
人生にとっての良さとは何か?
は、これから考える。