とうとうこの日が来てしまった・・・蓬莱人形の頒布から20年・・・。
なにかを記念していきたいとずっと考えていたのだけれど、正直思い浮かぶものはどれも実現していない
どうしようもなく記事の形式に残そうと思って書いてるけど、これも間違ってるかもしれない
きれいな絵を描く自信もないし、そういうのが広がってお祝いムードになることに感動する感じもしない
じゃあなぜ記事を作っているかというと、それは今でも元気に活動しているフォロワーにちょっとでも乗りたい感じというか
うーん・・・
自分にできることといったらもう昔話くらいしか残ってないなあと思うのでちょっとだけ
2012年に自分がなぜ「東方」ではなく「蓬莱人形」に傾倒したかを思い出してみようかなあ
本当に雑文で、あえて言及していないところも多くて、読んでも面白くないけど・・・。
もう老害ムーブしかできない気がするので言ってしまうと、当時は東方のまさに絶頂期であったにも関わらず、CD媒体で1作目の蓬莱人形を好んでいた人はまじで少なかった。というか、ジャンルとしての認知が存在していなかったというのが正しいかもしれない。
理由はいろいろあって、まずキャラが漠然としすぎているのが大きな原因、次に全体的に陰湿なこと、次に旧作・西方要素が混じって、Win版だけ触ってる人には触りづらいこと、おまけにCDは独立していたので、無視しても何も問題なかったこと。
これらの要因は今でも消えたわけじゃないと思うんだけどね。
で、自分がどうしてそんなんに魅力を感じたかという話だけど、その独立した話がめっちゃ象徴的で面白いと感じたのが大きな原因だと思う
しかも初版とプレス版で2種類あって、2種類とも面白いという・・・
面白いってなんだろうね・・・。まず、死なない世界で人が死んでるのがすごい衝撃的だったと思う・・・
幻想郷で誰も知らない舞台裏を覗いてるような感覚で、雷に打たれたような衝撃だったのを覚えている・・・。
これは本当に自分の話なんだけど、ちょうどその頃めっちゃ鬱になってて、鬱のときって憂鬱な音楽に惹かれるじゃないですか。そういう相乗効果もあった
でも鬱にはならないほうがいいよ!コスパが悪いからね
周りの人が知らないものを自分だけが知ってる優越感のようなものもあれば、どうしてもこの面白さを広めたいと思って必死で布教を行う楽しさもあった
そして何より、蓬莱人形は「止まっているのに進化している」という点が、長く楽しめる理由だったと思う。
蓬莱人形は東方の根っこにある部分で、根っこの先に旧作や西方が繋がっている感じを自分は持ってて、(諸説あるけど気にしないでね)
東方の象徴的な要素に少しづつ蓬莱人形の香りを漂わせるのが上手なんだよなあ。作者は
正確に言うと、アイデアの大きな芯があって、それが遺憾なく発揮された蓬莱人形があって、同じ芯から東方新作が生まれているので、共通点が見つかる、という構造だと思ってるんだけど
要するに、蓬莱人形と対峙することで、大きかった東方というジャンルをめっちゃ楽しめる、というところが、いいよね・・・。
あと、これはまじで誰にも言ってなかった自分の下心なんだけど、
蓬莱人形ほど面白いものにハマる人はきっといい審美眼を持っていて、思慮深くて興味深いことも聞けるだろうし、俺の知らないすげー面白い作品に誘導してくれるかもしれない、と思ってフォローを増やしていたと思う。
作品を変な方向で利用してる感じがあってあんまり言いたくはなかったんだけど、これのお陰で、指では収まりきれないくらい楽しい作品に巡り合うことができたのは間違いなく、自分をいい方向に成長させてくれたと思う。
ああ、もう時間がない!今晩から長野の弟の家にいかなきゃいけないので、本日はこのへんで勘弁してください!
蓬莱人形、今までありがとう これからも多分憂鬱な時の心強い味方 人生しんどいけどなんとかやっていこう